💁リカレント🏫

近頃「線状降水帯」という用語をよく耳にするようになりましたが、その影響もあってか不安定な天候が続いております。急な雷雨、河川の氾濫等にはくれぐれもご注意ください。
さて皆様、連休はいかがお過ごしだったでしょうか?私は県下のコロナ感染者数の急増を受けて、遠出を控え換気設備の整った劇場で映画を鑑賞することにしました。


何本か観た中で意外にも心に残った作品は、話題にもなった「シン・ウルトラマン」でした。おじ(い)さん世代👴の私には懐かしい作品のリメイクです。内容はオリジナルとほぼ同じく、ウルトラマンが自分の不注意で死なせてしまった主人公の青年と一体化して、以降は共に怪獣(禍威獣)退治を繰り広げるというものでした。
がっ❗❗…私が特にビックリしたシーンは…ウルトラマンが勉強しているぅ~❗?


外星人として地球に飛来したウルトラマンは、自身が着地した際の衝撃波に巻き込まれた子どもを、自分の命と引き換えに救う青年の姿を目撃し、「人間」という存在に興味を持ちました。究極の生命体であるウルトラマンにとって、「他者のために自分の命を犠牲にする」人間の行動は理解不可能で驚きだったのでしょう。かくして彼は図書館に入り浸ってあらゆる書物を読み漁り、人間という存在を理解しようとします。「分からないからこそ、もっと知りたい、理解したい」…学びのモチベーションは外星人であったとしても「興味・関心」だったのね!ということなのでしょう。

前置きが長くなりましたが今日のお題は「学び直し」です。「リカレント教育」というワードを耳にされたことがあると思いますが、ざっくり言うと、学校教育からいったん離れて社会に出た後も、それぞれの人の必要なタイミングで再び教育を受け、仕事と教育を繰り返すことだそうです。


学生の頃は保育士・保育教諭になるために「保育原理」とか「教育原理」など専門の講義を大学で受けていたと思いますが、実際に現場に出てその知識がすぐに役に立ったと実感できている人がどのくらいいるのでしょうか?子どもの成長は教科書通りではなく、個人差もあります。新人の頃思い描いていた子ども像と現実とのギャップに悩むこともしばしばです。


子どもたちとアタッチメントを築き、より一人ひとりに向かい合った教育・保育を追求すればするほど、子どもの成長・発達について改めて「学び直し」をする必要を痛感するようになりました。そして、ある程度実践を重ねた後に改めて大学の先生方の研修等を受けると、新人の頃はピンとこなかったことが「なるほどそういうことなのね!」とストンと腑に落ちることも多々あります。同時にそうした発見があると教育・保育に対しての興味・関心が更に膨らみ「もっと学びたい」という意欲が沸きます。


本園では全体で集まるいわゆる職員会議もありますが、むしろ毎日のちょっとした機会に廊下や事務所で子どもの様子や困りごと、その対処等について職員同士で意見交換する、言わば「通りすがり会議」の方が先生方の思いをストレートに感じることができ、より個人の問題について突っ込んだ議論ができているように思います。そしてこうした意見交換や議論の機会が広がっていくにつれて、年々職場のチームワーク力も高まっていくように感じています。

生涯学習!私も、先生方に負けないように学びのアンテナを張っていきたいと思います。

「六十の手習い」…私の好きな言葉です。😅

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