知識重視から人物重視へ

昨日殆どの小中学校で終業式が実施され、いよいよ今日から夏休みが始まります。コロナによる影響を受けずに、楽しく有意義な夏休みになればと祈るような気持ちです。


さて、昨日の熊本日日新聞に『県内自治体 変わる「公務員試験」』と題して記事が載っていました。毎年様々な調査で「親が子どもに就かせたい職業」の上位に来るのが「公務員」ですが、記事によると民間志向の高まりや少子化を背景に公務員の受験倍率は年々低下し「公務員離れ」が進んでいるそうです。
そのネックになっているのが公務員試験における「教養試験」や「専門試験」だそうで、出題範囲が広く専門知識も問われる上、数的処理など特殊な問題も多くハードルが高いことも原因の一つであるとのこと。


これに対処するため 宇城市や玉名市などでは、「教養試験」「専門試験」を廃止し、民間企業が広く採用する「適性検査(SPI)」を導入しました。これによって、低迷していた公務員志願率が2倍以上に増えたそうです。適性検査は、言語理解や論理的思考力などの基礎能力や、性格検査により業務との適性を測る試験で、特別な対策は不要、民間との併願がしやすいなどのメリットもあります。
熊本大客員教授の高口義幸氏は、『「他県の自治体ではより適性検査の導入が進んでいる」とし、「これからの公務員はコミュニケーションカや発想力などが求められる。知識重視から人物重視への流れはさらに広まるだろう」(原文ママ)』と分析されています。


今年5月のブログで、企業が求める求人調査についての記事を載せましたが、このように公務員の世界でも「知識重視から人物重視へ」の流れが見られるという記事に触れ、「時代だなぁ~💨」と感じた園長でした。

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