出仲間こども園「定期点検」ウィーク:前編

8月に入り「もはや災害レベル」と言わしめるほどの猛暑が続いております。園児の体調管理には細心の注意を払っておりますが、皆様もこまめな水分補給やエアコンを適度に使用するなど熱中症にはくれぐれもご注意下さい。

さて、園生活も学校でいえば1学期を終え、2学期へ向けていろいろ楽しい計画を立てているところですが、同時に反省面も多々見えてきました。

当園では、節目節目に教育・保育の内容や成果を振り返る「定期点検」を実施していると以前ブログで紹介しましたが、まさに今週がその時期となりました。

外部から各分野の専門の先生に来ていただき、実際に当園の教育・保育の様子を見ていただいた上で、いろいろなアドバイスをいただく予定です。

その第一弾として先日8月1日(月)には、以前「音環境プロジェクト」でお世話になった臨床発達心理士の佐澤智恵子先生に来ていただき、教育・保育の様子を見ていただきました。

先生は尚絅短期大学で教鞭を執っておられる他、児童発達支援事業所「アロット」の療育スーパーバイザーとして、支援の必要な子どもたちやその保護者の方へのサポートをされています。子どもたちの理解力・認識力の発達状況を把握し、その心情をくみ取る上で豊富な知識と経験を持っておられるので、我々保育者にとっても本当に勉強になります。

研修会は夜8時30分までの長丁場になりましたが、約20名の保育者が勤務終了後にもかかわらず参加し、熱心にメモをとっていました。

私たちは物の名前を覚えたり人と会話できることが「あたりまえ」と思っていますが、そのスキルを得るために生まれてからどのような経験を積み重ね、生活や遊びなどの環境がそこにどのように関わっているのか?「あたりまえ」過ぎて考えようとしないのかも知れません。

もしも子どもたちの育ちにつまづきがあったとしたら、私たちはそのことにいち早く気づき、適切な手立てで軌道修正できるスキルを、専門職として身に付ける必要があるのではないかと再認識した思いです。

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