クレヨンを使って、なぐり描きをしてみました。
何度か線を描いていくうちに、少しずつ筆圧が強くなってきて、はっきりとした線や点を描いていたお友だちもいました。
ダイナミックに描いています!
『いっぽん♪いっぽん♪』と言いながら、
好きな色を選んでいました。
素早く腕を動かし、たくさんの線を描いています。
子ども達にとってのお絵かきは「なぐり描き」からはじまります。初めは点を打ったり、手を左右に動かしたりと、単に手を動かし感触を楽しんでいる段階で、まだ「描く」という意識には至っていないようです。
月齢が上がり自分の手を自由に動かせるようになると、それまでの点や線だったものが渦巻を描いたり、クレヨンを紙につけたまま波形を描いたりと、徐々に複雑になっていきます。
子ども達の描いたものを見ると、点や線だけではなく、漠然としたイメージを持って絵を描いている様子が伺えるようになります。更に発展してくると「これは〇〇」などと具体的なイメージを持って描こうとする姿も見られるようになります。
なぐり描きの時期を過ぎると、その後は円や渦巻など一つひとつの形に意味を持たせる「象徴期」と呼ばれる時期がやってきます。
ただ個人の認識の育ちは人それぞれです。
決して大人が「〇〇を描きなさい」「手本の通りに描きなさい」などとイメージの押しつけをせずに、子ども達の自由な発想を尊重して見守る姿勢が大切だと思います。
白線の上に、トントントン♪と叩きながら赤い色をのせています。
保育者が渦巻き🌀を描くと、〝やってみようかな!〟とクレヨンを手に取り、塗り始めました。
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子どもたちは大きな紙やクレヨンを見ると、『うわぁ!』と興味津々で嬉しそうです♪
待っている時間も〝やってみたい!〟という気持ちが、表情や仕草からたくさん伝わってきます。
一人ひとりの気持ちに応え、楽しい時間を過ごせるよう続けていきたいです。