卒園式も終わり、園内も一段落・・・新年度へ向けて、ゆったりとした毎日を送っています。
さて、今朝の朝刊に2021年度より採用される中学教科書検定についての記事が掲載されておりました。これは学習指導要領の改訂で取り入れられる「主体的・対話的で深い学び」いわゆるアクティブラーニングの導入に伴う教科書改訂に関する記事です。
今回の改訂により、教科書は、子ども自身が関心を高め、対話の中で深い学びにつなげる工夫が各教科で盛り込まれました。新学習指導要領の掲げる理想を反映させた形ですが、総ページ数は前回改訂から7.6%(11,280ページ)の増となり、教職員の働き方改革が急務の中、逆に現場教師の負担の増加になりはしないかと懸念の声も上がっているようです。
このように、どちらかというと導入に伴う懸念材料が強調された内容になっているようです。先日の大学入試改革の先送りの騒動などに見られるように、今までの教育活動を突然見直すことは、大変なことであり、学校の先生方の負担も大きいのではと思います。教育を受ける子どもたちにとっても、いきなり「主体的になれ」と言われても戸惑ってしまうことでしょうね。そうした意味でも幼少期から様々な体験を積み重ねていける環境を子どもたちに保障していくことは、こうした教育改革の一方でつくづく大切なことだなと感じます。
この記事を読みながら、我々保育に携わる者としても、日々子どもたちに密接に関わりながら、彼らがより主体的に活動したり考えたりする場面を工夫し、取り入れていく必要があると改めて考えさせられました。