本日の熊本日日新聞記事より~「主体的・対話的で深い学び」を考える~

令和3年度もあと一日を残すのみとなりました。様々な思い出を共にした年長児とも、いよいよお別れの時が迫ってきました。いろいろなチャレンジを通して、たくさんの経験を重ねてきた子どもたちですので、小学校へ行ってもきっと新しい環境にもすぐに慣れ、自分の世界をどんどん広げていけると信じています。


さて、本日の熊本日日新聞に「高校教科書探究重視 23年度文科省、検定結果公表」と題して記事が載っていました。令和5年度から主に高校2年生が使う教科書の検定結果が公表されましたが、その内容や傾向についての記事です。新型コロナを筆頭に、生徒達が”当事者=自分事”として学びを深められる題材など様々なトピックを盛り込み、新学習指導要領が求める「主体的・対話的で深い学び」を促す内容になるようです。
このブログでもキーワードとしてたびたび触れてきた「主体性」であるとか「非認知能力」などがそうした深い学びを下支えする土台となるもので、幼少期からの遊びなど経験の積み重ねの中から培われてくるスキルです。


なぜ「主体性」なのか?「おうちえん」の入園説明用ビデオでも紹介しましたが、これから大人になっていく子どもたちが生きる世界は、予測のつかない、簡単には解決できない諸問題に、自分で考え、あるいは他者と協調して対処していかなければならない激動の時代が予想されます。

そしてそれは10年~20年先の未来を想定していましたが、現実の世界でもコロナウイルスのまん延やロシアによるウクライナへの「侵略」戦争など、絵空事と笑ってはいられない緊迫した事態が次々と起こっています。こうした影響から、今後世界の政治・経済は大きく変動し、それによる経済の混乱など、困難な課題がたくさん生じると思います。

これからの子どもたちは、このような困難な問題に対して他者と話し合い多様性を認めながら、より良い解決策を見いだしていけるスキルを身につけていく必要があると思います。
子どもたちにそうしたスキルを身につけさせていける機会や環境を、できる限り創出できるように、我々も気持ちを新たに邁進していきたいと考えています。

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