👶きめ細かい教育・保育の実現のために

夏至を過ぎて、季節は本格的な夏へと向けてまっしぐらです。梅雨の時期も相まって毎日蒸し暑い日々が続いておりますが、皆様お変わりありませんでしょうか?

さて、去る6月22日(水)に、視察研修として水俣市にあるわかたけ保育園に行きました。ここでは「担当制保育」で有名な吉本和子先生の理念を取り入れた保育実践をされています。

乳幼児の発達をふまえた保育を実践するために、まずは職員同士のチームワークを築き上げ、子どもたちの発達を全力で保障していこうと情熱を傾けられている園です。担当制を取り入れて3年余りということで、本園と似た経緯があり非常に親近感を持って視察させていただきました。(実績は遠く及びませんが・・・)

以前福岡県の青葉保育園視察の時にも感じましたが、やはり実際に保育の様子を視察させていただくことは、保育者と子どもたちとの生のやり取りを肌で感じられ、とても勉強になりました。

全国的な「少子化」が進む中で、我々教育・保育に携わる者にはより質の高い保育の追求が求められています。そういう意味では、保育園や認定こども園は0歳児のお子様からお預かりするため、人生の一番初期の段階から子どもの保育に携わり、保護者の方への子育て支援が可能であるというメリットがあるので、3歳以上から入園する幼稚園とはまた違った形での教育・保育の提供が可能です。

前回「なかまっこワールド探検ツアー」のブログでも触れましたが、我々が長い期間をかけて「保育参加」の機会を重視するのは、そうした機会を通して保護者の方とお子様の姿を共有し、よりきめ細かい教育・保育を提供できるようにするためです。

また「担当制保育」を突き詰めれば突き詰めるほど、子どもの「発達」について勉強することが大切だということを痛感しました。
そこで今年度から毎月1回、児童発達支援事業所「アロット」の療育スーパーバイザーで臨床発達心理士の佐澤智恵子先生に来ていただき、年齢に応じた子どもの発達について職員研修を実施することにしました。


機会があれば今後は先生による講演会も企画し、年齢に応じた子どもたちの発達の特性について保護者の皆様と考える機会を設けたいとも思っておりますので、その際にはよろしくお願いします。

 

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