ほんの２週間前、晴れやかな笑顔で卒園証書を受け取った卒園児31名。4月からは、それぞれ新しい環境での楽しい小学校生活が待っています。
1年前の今頃は、期待と不安の入り交じった面持ちで新年度を迎えた子ども達でしたが、この一年でたくさんの成長した姿を見せてくれました。
今年度のクラスのテーマは「ＲＰＧ」･･･子どもたちの一つひとつの体験がロールプレイングゲームのようにつながり、発展していき、活動が更に拡がっていくことを願って、このようなテーマを設定しました。
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例えばその一つが「なかまっこファームプロジェクト」…近隣の方のご厚意で貸していただいた畑で野菜を育て、いろいろな活動へとつなげていこうという壮大なプロジェクトです！
取り組みは既に一昨年の11月から始まっていました。その年の年長さんが、現在のゆり組と一緒にタマネギの苗植えをしました。
収穫は翌年の春になるので、実質それは年長さんからゆり組へのバトンタッチでした。
そして新年度を迎えた4月…当時はまだコロナの影響でクラスの半数がお休みでしたが、暫定「タマネギチーム」を結成してタマネギの収穫を強行しました。
また5月には、残りの「ジャガイモチーム」でジャガイモの収穫をしました。
こうして空っぽになった畑…ほったらかしだと勿体ないので、みんなでサツマイモの苗植えをしました。
こうした活動の中でも、畑には子ども達の興味を引くいろいろな生き物がたくさんいました。
「畑に栄養があるからいろいろな生き物が集まってくること」「草取りをしないと野菜は栄養を横取りされること」、水かけ活動を通して「野菜を育てるにはたくさんの水が必要なこと」など、身近な体験の中でいろいろな「学び」がありました。
「ジャガイモ、タマネギを使ってどんな料理を作りたい？」と尋ねると、子ども達からは自然に「カレーライス！」との声が上がりました。
「カレーパーティー」の準備では、子ども達の希望を取り入れながら、事前の買い物係やパーティー当日の野菜の下準備係、写真撮影係などの役割分担をしました。そしてその活動には保護者の方の参加をお願いしました。子ども達の頑張りを是非身近で見守って欲しかったからです。
パーティー当日はiPhoneのアプリを使い、厨房から調理の様子を実況中継！
自分達のために毎日美味しい給食を作ってくれる厨房の先生方。普段目にすることのない先生方の仕事ぶり…ここにも「学び」がありました。
こうして「なかまっこファームプロジェクト」は「カレーパーティー」で一つの区切りを迎えました。
しかしファームには来年へ向けて、現在も野菜の栽培が続いています。
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一つの活動が新しい活動へとつながっていく…ゆり組さんがバトンパスした取り組みは、来年度の新たな年長さんによってどのような活動へとつながり、広がっていくのでしょう？
今からとても楽しみです！