繰り返しが育む成長👶

今日も、もも組さんでは 子ども達が思い思いにあそびに没頭しています。

歩けるようになって、いろいろと興味のあるものを探し回る子や…

保育者に絵本を読んでもらっている子…

お人形に囲まれて「カドリークッション」に寝そべり  まったりとしている男の子…😄

あそび方は子ども達によって様々です。

いろいろなおもちゃに興味を持っている男の子👦

そんな彼に興味を持ってもらおうと 保育者が側にあったフープを回転させると…

最初は他の物に目がいって気付きませんでしたが…

回転がおさまって「ガラガラ~」という音がするとやっと気づいてもらえました。

これには興味を示し、保育者に「もう一度やって」とお願いしていました。

その後も、同じあそびをやってくれる保育者の方へあちこちと渡り歩いていました😀

フープあそびも一段落し、次のあそびに移ろうとすると、足にボールが当たり  コロコロ~🏀

すると今度は転がるボールに興味を持ち、追いかけます。

持ったボールを投げて、はずむ様子を見ながら、何度もあそんでいました。

まるで自分の行為の結果を確認したり、楽しんでいるようでした。

この時期の子どもが「同じあそびに没頭する理由」を調べてみると、スイスの心理学者ピアジェは、0~2歳ごろまでの思考の発達段階を『感覚運動期』と名付けているようです。

この時期の赤ちゃんは、言葉の代わりに、「見る、触る、なめる、たたく」などの感覚を使って世界を認識していきますが、そうする中で自分の行為によって何かしらの反応が返ってきます。
これを何度も繰り返すことで「こうしたら、こうなる」という原因と結果を発見し、学んでいきます。平たく言うと、この時期の赤ちゃんは「自分の行動で、他の物を動かすことができる」という興味深い発見をし、それが面白くて同じあそびに没頭するのだそうです。

大人から見ると「同じあそびばっかりで飽きないのかな?」とも思いますが、「こういうことをしたら、こんなことが起きるかも知れない」という期待を込めて、その因果関係を子ども達なりに研究・検証しているのかも知れませんね👨‍🔬

一見何気ないあそびに見えますが、彼らの中ではいろんなことを発見し、考えながら取り組んでいるのかも知れませんね🙂

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