昨年暮れに、年長クラスの子どもたち主催による「お楽しみ会」の紹介をしたところですが、あれ以来子どもたちが衣装や小道具を自作して、友達を巻き込みながら劇やコンサートを開き、先生や他のクラスの友達を招待することがブームになっています。
先日8日、クラスの女の子達が、気の合う仲間同士で相談し合って手作りギターやインカム等の小物・衣装を自作し、自主コンサートを開きました。それぞれシンガーになりきって「アナと雪の女王」や「パプリカ」などを熱唱!その他の子どもたちは司会進行役やチケット配り等の役を買って出るなど、自分の役割に没頭しています。この日は隣のばら組(4歳児)からのギャラリーもあり、とても盛り上がりました。出し物に参加していない男の子達も自分たちも何かやりたそうに仲間と何やら話し込んでいる姿も見られました。
そして2回目となる今回は、より臨場感を盛り上げるためにホールの照明を落としたり、客席に見立ててイスを並べたりと舞台効果を演出するほどの徹底ぶりで感心させられました。
素材からいろいろなアイテムを作る活動は、想像力を培うためにとても良い体験だと思います。現在子どもたちの製作のために、園では出来るだけ空き箱や食品の容器などの素材を集めるようにしています。ご家庭でも不要になった空き箱や容器等がありましたら園の方まで持たせていただければ有り難いです。
今回のように、先生からの一方的な提案や「しなさい」という押しつけではなく「自分たちでやってみよう!」という気持ちでいろんなことを企画したり製作をすることは、教えることだけでは味わうことが出来ない貴重な経験だと思います。また、一人ではなかなか自分を出すことが難しい子でも、気の合った友達と一緒に活動することで人前でも発表しやすくなるメリットもあると思います。こうした主体的な取り組みや活動が是非2月1日の「仲間っこフェスティバル」へもつながっていけばと期待をしているところです。