「なかまっこ水族館」プロジェクトを終えて思うこと

今週は以上児さん達が作った「なかまっこ水族館」の話題で持ちきりでした!

「これ私が作ったんだよ!」「スゴイでしょ?」などと自分の作品を自慢する子どもたち…

保護者の皆様に褒められて、子どもたちもとても嬉しそうでした✨

やはり子どもたちは身近な人に認めてもらいたいんですよね❤

低年齢の子どもたちにもお誘いがあり、結局低年齢は  もも組さんまで含めて、全クラスが見学することとなりました。

子どもたちのアイディアを持ち寄って始めたプロジェクトが、こうした一大イベントに発展したことはとても素晴らしいと感じました!

同時に、子どもたち一人ひとりの個性を紡ぎ合わせて、こうした楽しいイベントに結び付けた先生方の熱意にも敬意を感じます✨

ホームページの「保育の特長」にも掲載しておりますが、もともと当園の「行事」の考え方は、最初から大人が設定した大掛かりな舞台を用意するのではなく、子どもがやりたい内容を自ら探し、話し合い、考えを出し合って行動する姿勢を尊重し、それを保育者が一つの形に紡ぎあげていく…そうした「過程」を大切にしています。

話し合いの中で、自分で考えて、自分の意見を発表する…

友だち同士で意見を交換する中で、他の子の考え方や自分の考え方との違いを知る…

子どもの主体性を重視した教育・保育においては、こうした経験を重ねる中でコミュニケーション力や考える力を育む機会が数多く期待できます。

こうして子どもたちは、みんなで決めた目標に向けて、それぞれのアプローチで課題解決に取り組みます。

プロジェクトのスタートです!

プロジェクトがある程度軌道に乗ったら、あとは子どもたちの主体性に任せて、保育者はできるだけ手を出さずに見守ります。

活動の中で、子どもたちは個性を生かして、あるいは時には自分で調べて、どうしたら  やりたいことを成し遂げられるかを追求します。

そのプロセスは  おのずと探求心や自ら学ぶ姿勢を身につける機会にもなります。

先日熊本日日新聞の記事で「熊本県の全国学力テストの平均正答率が小学生の算数と中学生の国語、数学の3教科で全国平均を下回った」という記事を紹介しましたが、その時の熊本県教委の見解が「子どもたちの主体的な学びに未だに課題がある」というものでした。

自ら学ぶ…「主体的な学び」というものは、就学前教育・保育においては「学びに向かう力」とよく表現されますが、その土台は幼少期の頃から重視されているのですね!

「知識」はとても大切ですが、遊びも含めた主体的な活動は、その知識を生活力に変える  あるいは活かす「生きる力」の源になると思います。

「七夕迷路」→「なかまっこすいぞくかん」とテーマを変えて取り組んできたプロジェクト…先生方の構想にはまた新たなアイディアが沸き上がっているみたいです。

乞うご期待!

さて、来週は山の日、振替休日を含めてお盆休みを取られる方も多いかと思います。

子どもたちにとっては楽しい休みになると思いますが、水の事故や熱中症など危険が多い時期でもありますので、保護者の皆さまも引き続きご注意いただけますようお願い申し上げます。

このブログも来週一週間お休みです。また再来週元気にお会いしましょう!

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