先週3月15日(土)、令和6年度の卒園証書授与式が挙行されました。
ゆり組の園児32名が、この出仲間こども園を巣立ちました。
1階のホールには、ゆり組の一年間の取り組みと共に、子ども達が描いた絵やカレンダーなどが掲示されています。
部屋いっぱいに掲示された作品の数々を改めて見直すと、この一年間本当にいろいろなことに取り組んできたんだなと感慨深いものがあります。
地域の方のご厚意によりお借りしている園の畑では年間を通じていろいろな野菜を育てました。
ダイコンを収穫しては「切り干し大根」を作ったり、ジャガイモで「のり塩ポテト」を作ったりと、いろいろな体験をしました。
散歩の途中に立ち寄ったことがきっかけとなり訪問した、デイサービス施設の「ヴィーヴル」さん。
手づくりのカレンダーをプレゼントすると、今度はこども園の方へ訪問していただくなど、年間を通した交流となりました。
こうした体験を通して、地域にはいろいろな施設があることを知ったり、おもてなしをすることの大切さを学びました。
1学期の締めくくりには、「七夕迷路」や「なかまっこ水族館」などを、みんなで力を合わせて作り上げ…
ひまわり組やばら組さんを招待して、「おもてなし部隊」が 会場の案内やプレゼント配りをしたりと大活躍しました。
2学期には、今まで積み重ねてきた体験を元に一大プロジェクト「わくわく大作戦」を企画しました。
地域のいろいろな場所に出かけて調べ学習をするというものです。
基本的に子ども達が「興味がある」「調べてみたい」という思いを尊重して3つのグループを結成しました。
5月の幼年消防隊結成式で消防署に興味を持った子ども達は「消防署」チームに、カレーパーティーでみんなをおもてなししたい子ども達は「買い物・お料理」チームに、そして動物に興味を持った子ども達は「動物園」チームに分かれて、自分たちで計画を立てました。
「消防署チーム🚒」
「買い物・お料理チーム🍛」
「動物園チーム🦁」
テーマが「子ども達が興味を持ったこと」ということもあり、させられるのではなく自分から進んで取り組もうとする気持ちが芽生え、同時に協力することの大切さを学ぶ体験にもなったと思います。
「好きなこと」で集まったグループなので、話し合いの場面では自分の気持ちを譲れずにぶつかることもあったかと思います。
ただ、いざ本番を迎えると、みんな自信を持って堂々と発表ができたことは周知の通りです。
「個」の集まりである集団においては、自分の考えだけではなく、他の子の考えとも向き合う必要に迫られる場面が出てきます。
そうした意味で、させられる行事ではなく子ども達の主体性を活かしたこうした行事は、子ども達の思いがビビッドなだけに、とても良い経験になったと思います。
小学校へ行っても、新しいお友だちを作って、元気に頑張ってくださいね!
「チームゆり組」さん ご卒園おめでとうございます🎊