きっかけは、先日行われた避難訓練だったのかもしれません。
ハンカチを鼻や口に当てて、煙を吸わないようにしています。
『火事なの!』『みんな避難しているよ!』
そこには赤ちゃんがきれいに並べられていました。
頭に被っているのは“防災頭巾”です!
『これを被っていると大丈夫だから!』『みんなを守ってるんだよ!』
『あれ…足りない…』防災頭巾が足りず困っています。
しばらく悩んで…“これはどうかな?”とシフォンを差し出すと…
『これにしよう!』とたたみ始めました。
『これで大丈夫!』
また、赤ちゃんたちの足元をよく見てみると…
お薬やミルク・枕などが置いてあります。
『赤ちゃんが困っているから!』『お薬とミルクで治るよ!』
赤ちゃんのまわりには、子どもたちの優しさが溢れていました!
避難が終わると、次は…
『火を消すよ!』『消防車に電話をしよう!』
ブロックで作った電話で、消防署に電話をかけました!
そして、消防士さんに変身です!!
お水を持ち、無事に火が消えました!
ほっとしていると…なんと地震が…!!
火事に地震に、大変なことが次々と起こりましたが、避難訓練やお話で聞いていたことは、しっかり子どもたちの心の中に残っていたようです。
実際は火事も地震も起きてはいません。
でも、本当に起きているかのように、みんなで言葉とイメージを共有しています。
現実と虚構の違いを理解し、想像力を働かせ工夫しながら遊んでいました。
また、赤ちゃんは怪我をしているかもしれない…だからお薬をあげよう!
お腹が空いているかもしれない…だからミルクをあげよう!
しっかりと相手の気持ちを推し量って行動ができていました。
心の成長のために必要なごっこ遊び。
大切な経験を重ねております。