非認知能力を話題とした記事の中から

今回は9日付け熊日夕刊のコラムから「非認知能力と特別活動」という記事が載っていました。熊本大学の前田康裕准教授が寄稿したものです。

最近この手の内容の記事が特に目立つようになりました。

「非認知能力」・・・実はこの言葉は今回の「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園 教育・保育要領」改定のキモになるキーワードです。

最近は単に人材不足というだけではなく、「社会人」としての人間性が十分に育っていない新成人が増えていることも問題となっているようです。記事にあるように「明るく前向き」「仲間と協力できる」など、意欲的で他者とコミュニケーションをとりながら協力して仕事を成し遂げる人・・・企業にとっては頼もしい人間像です。逆に言えば今までの教育は知識を身に付ける「認知能力」のみに注力し、「忍耐力」「コミュニケーション力」「感情をコントロールする力」など社会人として必要な「非認知能力」を軽視してきたのではないか?・・・そういう反省がOECD加盟国などをはじめとした国内外で盛んに話題となっています。そしてこの「非認知能力」は、乳児期からの大人との関わりや主体的な遊びに没頭できる環境を通した経験の積み重ねの中から育っていくことも分かってきています。

今回はそうした教育・保育の世界で話題となっているキーワードを念頭に、この話題を提供しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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