今日はカレーの日!

皆さんは本日1月22日が「カレーの日」ということをご存じでしょうか?

ネットで調べると「1月22日がカレーの日になったのは、1982年のこの日に学校給食創立35周年を記念して、学校給食を管理している全国学校栄養士協議会が全国の小中学校にカレーライスを給食メニューとして出したことが始まり」ということです。

ちなみに、数ある給食メニューの中でカレーが選ばれたのは、子どもたちにアンケートを取って決めたそうで、昔からカレーは人気の給食メニューだったことが分かりますね。

ココでちょっと豆知識…
「給食」の始まりとはいつだったのでしょう?

明治22年、現在の山形県鶴岡市の大督寺境内にあった私立忠愛小学校で、生活が苦しい家庭の子どもを対象に昼食を与えたのが、日本の給食のはじまりと言われています。お坊さんが、お経をとなえ一軒一軒家を回ってお米やお金をいただき、弁当を持ってこられない子どもたちに昼食を作っていたそうです。つまり給食は「貧困対策」の一環として始められた取り組みでした。

その後太平洋戦争が始まり、給食はいったん中止となりましたが、戦後の子どもたちの栄養状態を案じて全国的に給食復活の気運が高まりました。その後アメリカやユニセフ等の援助なども受ける中で、 昭和29年に「学校給食法」が公布されました。これにより日本の学校給食は第二のスタートを切ることとなり現在に至っているそうです。

今でこそ当たり前の「給食」、その後メニューのバリエーションも豊富になり、現在では「ご当地食材」を使用した、昔では考えられないリッチな給食が話題になったりします。

ただこうした繁栄の裏で、全国的には地球温暖化に代表される環境問題で、深刻な食料不足が懸念されています。

「人間は食べなければ生きていけない」…SDGsが叫ばれている昨今、私たちはもう一度食べることがままならなかった給食黎明期に思いを馳せ、食べられることの有り難さと、食べ物を大切にする気持ちを見つめ直す必要があるのではないかと感じます。

「カレーの日」にちなんで、是非ご家庭でもこうした話をされてみてはいかがでしょう?

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