もも組さんでは、今日も子どもたちが思い思いに遊びに没頭しています。
そんな中、最近遊んでいる途中で何かをやり遂げると、思わず側にいる保育者に視線を向けて何かを伝えるかのような表情が良く見られるようになりました。
「できたねー!」「スゴいねー👏」と保育者が応えると…また振り返って喜々として遊びに没頭しています。
コップにボールを入れてもらい、それをひっくり返してボールが転がっていく様を見ながら保育者をチラリ…
積木にネジを差し込んで「できたよホラッ❗」(←心の「声」が聞こえるようです🙂)
(保育者)「スゴいねー😀」
…すると今度は別の積木に挑戦
月齢の低い頃は、保育者とのアイコンタクトだけでしたが…
ある頃を過ぎるとその関係に自分の興味がある物や事象が入り、身近な大人と共有しようとする姿が見られるようになります。
保育の世界ではこのことを「二項関係」から「三項関係」への移行と言われます。
それまでは「大人(親・保育者)⇄自分」だった関係が「大人(親・保育者)⇄物⇄自分」と、その世界が広がってくるのです。
なのでこの時期に信頼できる大人が寄り添い、気持ちに共感したり同じ目線で遊ぶことは愛着関係の形成の上でもとても大切なことで、子どもたちはこの「見守られている」という気持ちを胸に、いろいろな事に安心してチャレンジできていくのだと思います。
「ボールがなくなっちゃった…おかわり頂戴 (・o・)」とでも言わんばかりに、最近は要求する際に声を出すことも多くなりました。
物事を通してこうしたコミュニケーションの幅を広げていく姿を見るにつけ、その成長を感じます。
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「落ち着きがない」「話が聞けない」子が増えていると最近よく耳にします。でも本当は聞けないのではなく、そうした素地や習慣が築けていない場合も多々あるのではないでしょうか?
そう考えると「話を聞きなさい!」ではなく、ちゃんと会話を交えられるような関係や環境を小さな頃から築いていくことも大切な教育の在り方なのかも知れませんね。