食べる喜びや意欲を大切に

食事の時間・・・まだ一人で食べられない赤ちゃんにとっては、生命を維持する上で大切な時間です。
同時に子ども達にとっては、心地よい雰囲気の中で「食べる喜びや意欲」を培うために大切な時期でもあります。

自分達の反省でもあるのですが、数年前は行事や日程に追われ、ついつい効率だけを考えて、本人の意思を確認するゆとりもなく、いわゆる「ヒナの餌やり」状態で子どもの口に次々とスプーンを差し込んでいたこともありました。

しかし近年では、子どものペースを考えず「時間内に食べ切る」ことを重視したため、食べ物を喉に詰まらせ死亡事故にまで発展した保育施設でのニュース等も目にします。

こうした危機感や反省に立って、本園では食事の際は保育者が横について、本人の食べる意思、表情、食べ物の量、口の動き等を確認しながら食事を進めるように心掛けています。

人間は2歳前後に味覚の感じ方が変わるため、そのタイミングでこれまで食べていたものを食べなくなったりと 、偏食がより目立つようになるとも言われています。
それまでの期間を「将来的な食の広がりの土台を作る時期」と捉え、子どものペースに寄り添いながら「食」に対する意欲を高めていきたいと思います。

どうやら今日は「お腹いっぱい」みたいですね・・・

「また明日も楽しく、美味しく味わいましょうね🙂」

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