昨年12月10日付けの「園だより」でもお伝えしましたが、幼稚園・保育所・認定こども園の各指針や要領の改訂に向けた国の動向に注目しているところです。
今回は、「日本教育新聞」に掲載されていた中教審幼児教育WGとこども家庭審議会保育専門委員会との合同会議での検討事項に焦点を当ててお伝えします。
今回の議論で特にポイントになっているのは、以下の2点です。
①「育みたい資質・能力」の整理
②それを育てるための内容の改善・充実。
①の議論においては、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の理解が現場で十分に追いついておらず、実践につなげにくい現状があるようです。
また、「育ってほしい姿」の具体的記述の活用も十分でない点を課題とし、今一度 役割や関係性を見直し、活用の改善をはかる方向性が示されました。
②の議論について、幼児教育は「環境を通して行う」ことを基本に、遊びの中で人やものと直接関わる具体的体験を一層充実させることを根幹に据えることが再確認されたようです。
特に、0歳からの乳児保育では、発達の流れに沿って、子どもの自発的な遊びが広がるように環境をつくり直す(構成・再構成する)こと、思いや考えを表そうとする気持ちを支えること、年齢の区切りを越えて育ちの“つながり”を大切にすることが重視されています。
また、3〜5歳は、遊びや生活の中で言葉を手がかりに考えがまとまる喜びを味わうこと、友だちと目標をつくって協同する力、そして様々な遊びの中で多様な体験を深めることが、より重視される見通しのようです。
これらの方向性は、出仲間こども園の「向かい合い保育」や教育・保育の方針とも重なります。
私たちは、子どもの主体性を大切にし、一人ひとりの思いに保育者が丁寧に応えることを保育の根幹にしています。
そして、0歳~2歳までは、保育者との信頼関係に基づいた自己肯定感を土台に…
また、3歳以降は知識・技能だけでなく人間性や表現力も一体として育つように、子どもの姿に合わせて支援していく考え方です。
これからも園では、
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子どもの「やりたい」が生まれる環境づくり(遊びの展開に合わせた見直し)
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言葉になりにくい思いを、保育者が言葉を添えたり代弁したりして支える関わり
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友だちと一緒に考え、決め、つくる経験を通した協同・当事者意識の芽生え
こうした視点を大切にしながら、安心・安全を前提に、毎日の遊びと生活をさらに豊かにしていきます。
今後もこうした国の動きを注視し、折に触れて分かりやすくお伝えしますので、よろしくお願いします。
※画像は生成AIで作成しています。














