🌟「読解力」は、全ての学びの土台🌟~熊本日日新聞の記事より~

先週9月9日、11日付の熊本日日新聞では、2025年のOECD学習到達度調査(PISA)の結果が紹介されていました。

今回日本は「科学的活用力」「読解力」「数学的応用力」で世界トップ水準を維持した一方で、「読解力」では平均点が低下し、基礎的な読みにつまずく子どもの割合が増えていることが課題として挙げられています。

「学習到達度調査(PISA)」とは、学校で習ったことをどれだけ覚えているかを調べるだけのものではありません。

15歳の子どもたちを対象に、これまで身につけてきた知識や技能を使って、文章を読み取り、考え、実際の生活の中にある課題を解決できるかを見る国際的な調査です。

そして、ここでいう「読解力」は、単に文字をすらすら読めることではありません。

例えば算数の文章題では、計算の仕方が分かっていても、「問題の真意はなにか?」「どの数字を使えばよいのか」を正しく読み取れなければ解くことができません。

理科では実験の結果や説明を読み取り、社会では文章やグラフ、資料を比べながら考える力が必要になります。

つまり、十分な知識を持っていたとしても、問題や説明の意味を正しく理解できる「読解力」が育っていないと、その知識を使うところまでたどり着けないのです。

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記事の中で、特に心に残った言葉があります。

「読解力は、全ての学びの土台」

そしてそれは幼児教育・保育の現場にとっても大切な示唆となるものです。

こうしたスキルを培うために乳幼児期にできること…それは特別なことではなく、日々の生活の中で自然に育まれるものだと思います。

乳幼児期に大切にしたいこと

乳幼児期は、これからの学びにつながる「根っこ」を育てる大切な時期です。

読み書きや勉強を急ぐことよりも、日々の遊びや生活の中で、感じたり、考えたり、人と関わったりする経験を豊かに重ねることが大切だと考えています。

絵本を読んでもらったり、大人や友だちと会話を楽しんだりすることで、子どもたちは少しずつことばを増やし、自分の思いを表そうとします。「どうしてそう思ったの?」と問いかけてもらうことも、考えをことばにする力につながります。

また、「なぜだろう?」「やってみたい!」という好奇心は、学びの出発点です。

自然に触れたり、作ったり、試したりする中で、子どもは自分なりに考える力を育てていきます。

身の回りのことを自分でやってみる経験や、「できた」という喜びも、自信や意欲につながります。

友だちとの遊びや活動では、相手の気持ちに気づいたり、自分の思いを伝えたりしながら、人と関わる力を学びます。

こうした経験は、将来の「聞く力」「伝える力」の土台にもなります。

そして、デジタル機器が身近な時代だからこそ、乳幼児期には、人と直接関わることや、実際に見たり、触れたり、体を動かしたりする経験を大切にしたいものです。

園でも、子どもたちが安心して、ことばを交わし、好奇心を広げ、友だちと関わりながら成長できる環境づくりを続けていきます。

ご家庭と園が一緒になって、子どもたちの「学びの根っこ」を育てていければと思います。

※イラストは生成AIで作成しています。

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