「STEAM教育」って?

「STEAM教育」って聞かれたことがあるでしょうか?このSTEAM教育についての記事が、本日の熊本日日新聞教育面に掲載されていました。

STEAMとは、「科学(science)」「技術(technology)」「工学(engineering)」「芸術(art)」「数学(mathematics)」の頭文字からとられた造語で、その中でも系統の異なる他の理数系分野に加えられた「芸術」分野における「創造力」の大切さが特に強調されています。海外では「創作」や「社会問題の解決」など課題解決能力の育成のため、自主性を伸ばす教育が既にトレンドになっており、日本では受験に直結しないためなかなか取り入れられないのが現状です。一連の21世紀型教育改革の一環として、現在日本でも注目を集めている教育形態のようです。


これからの社会は、多くの職種がAIに取って代わり、人間にはAIが苦手な発想力や課題解決能力がより求められる時代になると言われています。こうした流れに沿って、これからの教育内容も従来型の「覚える」から「創る」学びへと大きく変わる流れにあります。そしてこうしたSTEAM教育の土台となる力が、このブログでも度々触れている「非認知能力」だと言われています。すなわち物事に「好奇心を抱く」「目標に向かって工夫する」「失敗しながらも、やり遂げる」というような学びに向かう力の土台となるものです。そして、その土台を育むものが幼児期における「遊び」だと私たちは考えています。


前回、ノーベル物理学賞受賞の真鍋さんの記事の際にも述べましたが、子どもたちには、園生活でたくさんの経験を積み重ね、遊び、考え、創造し、友だちとのコミュニケーションを育みながら未来に続く「芽」を築いていって欲しいと思います。

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