大丈夫!順調に育っています!!

新年度が始まって早くも二週間が過ぎようとしています。子どもたちも一つずつ年を重ね、新しい環境に慣れようと元気よく毎日を送っています。


さて環境が変わると、大人の場合でもそうですが、新しい生活に期待を膨らませる反面、緊張感や不安な気持ちを抱くことも多いと思います。
「最近新しい生活に馴染めず、泣くことが多くなった」と心配される保護者の方もおられますが、環境が変わって何も感じないのはむしろ心配な場合もあり、逆に言えば緊張感や不安感を持つことは健全に成長している証だと思います。


新しい環境に緊張感や不安感を持つということは子どもの心が動いていることであり、主体的に考えているということです。そして「自分で(主体的に)考える」ことは、子どもにとって、場合によっては「きびしい」局面でもあること・・・でもそれは成長のステップでもあることを理解していただきたいです。


「子どもの主体性にまかせる」と言うと、何となく「放任だ」「優しすぎる」「甘やかしだ」などのイメージを持たれるかも知れませんが、主体的に生活するということは、子どもにとってはチャレンジであり、冒険でもあり、「囲い込まれた環境」から自分の意思で一歩外に歩みを進めるという意味では十分に「きびしい」状況だと考えます。私たちが子どもに「主体性」を求めるのはこうした成長を期待してのことでもあります。


新学期のこの時期は、その歩みのための安心の基地(アタッチメント)を作っている状況だと理解していただき、長い目で温かく見守っていただければ有難いです。

 

掲載されている内容に関する情報は、記事の掲載日現在の情報です。
その後、予告なしに変更となる場合がございます事をあらかじめご了承ください。