どうする「チャットGPT」?

最近何かと話題の「チャットGPT」・・・こちらの質問に人工知能AIが模範的な回答例を作成してくれる最新テクノロジーです。

本日の熊本日日新聞の社説に「もろ刃の剣 活用に知恵を~対話型AI~」と題して、この件に関しての記事が掲載されていました。

「チャットGPT」はアメリカの新興企業が開発し、現在全世界で利用者が急増しているオープンソフトです。インターネットにある情報を効率よく集約し、質問者の意図に近い回答が得られるために、特定の分野においては作業効率化が図れると重宝されているテクノロジーです。

ただ、インターネットにある情報は、間違った情報や個人情報・著作権等にも触れるものもあふれているため、社会に混乱をもたらす懸念もあり、特に教育の分野においては、若者の「考える力」を奪う危険性があるということで、文部科学省もその利用に関しては慎重に対処するよう呼びかけています。

私たちが子どもの頃は、未来の世界は「鉄腕アトム」のような自分の意思を持ったロボットが作られ、人間のより良きパートナーになるのではないかと夢見ていましたが、結局のところ、人間の側がその便利さのため、考える力や主体性をなくしてしまえば、人間はAIの奴隷にならないとも限らないのではないかと末恐ろしい現実を突きつけられた思いです。

最新型のAIが人間にとって最高のパートナーになるのか、もしくは行き過ぎたテクノロジーになるのかは、結局人間側の心の持ち方一つなのだと、この記事を読みながら感じました。

答えのないもの、形の見えないものに対して便利なテクノロジーに頼るだけなのか、あくまでも自分で考えて答えを出そうとする姿勢だけは崩さないのか?…これからAIと向き合うことが避けられない子ども達には、やはり今からでも自分で考える力、物事に主体的に考え、取り組む姿勢を育てていくことが大事なことなんだと強く思います。

昔のテレビドラマ「ナイトライダー(古っ!)」の主人公とAI搭載型スーパーカー「K.I.T.T(キット)」のように、人間とAIとが相棒のようなツーカーの関係になるような未来が到来するよう、我々もこれから未来への種をまいていかなければと改めて感じました。

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