安心の基地👩

もも組の保育室には今日も和やかな雰囲気が漂っています。

新人さんの出会い保育も順調で、お母様方ともいろいろな話ができています。

子ども達も最近は他の子のことが気になるようで、積極的に関わろうとする姿が見られるようになりました。

気になると言えば…

ある子が、壁に貼ってある鏡に自分の姿を見つけると興味深そうに近づいて行きました。

そして鏡の中の子に向かって何やら話しかけているようにも見えます。

育児書などによりますと、この時期の子どもは、 鏡に映っているのがまだ自分だとハッキリとは認識していないようです。

また鏡には、自分を認識する時期を早める「自己認識」の知育効果もあるそうです。

そして自己認識することのメリットとして…

・自分と他人の区別ができるようになる
・表情のバリエーションが増える
・観察することで体の動かし方を覚える

などがあるとのことです。

いずれにしても、こうして子ども達がいろいろな事に興味を持ってチャレンジできるのも「自分を受け入れてくれる」という安心の土台があってこそだと思います。

ある子が車のオモチャに人型の棒をはめることに成功すると、すかさず側にいる保育者の方に視線を送ります。
保育者がその視線に気付き、「よくできたね~😄」と拍手すると、その子の方も同じように拍手で返します。
今までは自分と大人との二項関係だったものが、成長していくにつれて、ある出来事を通して共感できるようになり、「三項関係(自分・もの・大人)」でコミュニケーションがとれるようになります。
こうして周囲の大人との信頼関係ができてくると、子ども達は安心していろいろな事にチャレンジできるようになると思います。
我々保育者が子ども達にとっての「安心の基地」となれるように、丁寧な対応に心掛けていきたいと思います。

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