遊びの環境を考える

早いもので新年度が始まってから3ヶ月が経ちました。

7月の始まりはまだまだスッキリとしない天候です🌦

早く梅雨が明けるといいですね!

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もも組では月の「わらべうた」を決めて、月ごとにわらべうた遊びをしています。

「わらべうた」は昔から伝承されている郷土の歌で、どの曲も歌いやすい音階で構成され、口ずさみながら子どもとのスキンシップを取るのに最適です。

6月は「うまはとしとし」というわらべうたで歌遊びをしました。

この歌は佐賀県鹿島市に伝わるわらべうたで、写真のように子どもを足の上に乗せて膝を上下させることで体の揺れを楽しむ遊びです。

子どもは馬の背中に乗って揺られているような感覚を味あうことができます。

♬うまはとしとし ないてもつよい
うまがつよいから のりてさんもつよい♪

♪パッカパッカ♫

歩き始めの子ども達は、まだうまく体のバランスをとることが難しいです。

ただ自分の姿勢を保ち、全身を動かせるようになる時期でもありますので、こうした歌遊びを通してバランス感覚を育てながら楽しむのも良いと思います。

是非ご家庭でもお子様と一緒に遊んでみられてはいかがでしょう?

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「遊び」は子どもにとって大切な「学び」…そのような遊びの環境を作っていくのも我々保育者の大切な役割だと前回のブログで書きました。

ということで、もも組保育室に今回新しい遊具が登場しましたので紹介します。

一つ目は格子状の室内用木製トンネルです。

ビニールの筒状トンネルだと周囲が見えないのでくぐるのを怖がる子もいますが、このトンネルは中に入っても周囲が見えるので安心感があります。

また、格子を握ってつかまり立ちをしたり伝い歩きをすることもできます。

早速興味を示した子がいますね🙂

もう一つ、トンネルをくぐるには必ずハイハイをしなければなりません。

ハイハイの大切さは前回も書きましたが、身体の中心の筋肉を上手に使って、全身のバランスを保ちながら手足を動かす必要があるため、体幹を鍛えるのに最適です。

加えてこうしたトンネルの中では、自分の体のサイズ感など、ボディイメージを育てるのにも役立ったり…

「手と足」「右手と左手」など複数の体の部位を互いに協力させながら動かす「協調運動」を育てるのにも最適です。

出口付近に保育者がいて、子どもとボールの受け渡しをするなど、保育者とやり取りを通して子ども達のトンネルへの興味を誘っています。

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もう一つの遊具は木製のすべり台です。

すべり台は体の各部の位置や 動きの方向を感じる「固有感覚」を刺激する遊具と言われています。

この感覚を育むことで、今自分の体がどのような体勢で、どのように動いているのかを知ることができるようになります。

こちらは子ども達の興味を引くように、保育者がいろいろなアプローチを考えながら取り組んでいるところです。

「遊び」は訓練や練習ではありませんので、子ども達の様子を見守りながら、その興味関心に寄り添いながら根気強く誘いかけを行っています。

彼らの世界が少しでも広がっていきますように…🙏

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