✨「人生100年時代」を生き抜くために!✨

本日の熊本日日新聞の一面に「日本の高1読解力3位に上昇~22年OECD調査  数学・科学も高水準~」と題して記事が載っていました。これに関連する記事は複数のページに掲載されており、関心の高さが伺えます。

経済協力開発機構(OECD)が3年ごとに実施している学習到達度調査(PISA)の結果が昨日発表され、日本は「読解力」の分野で前回調査の15位から3位と大幅に上昇した他、「科学的応用力」は5位から2位に、「数学的応用力」が6位から5位に上がったことを伝える内容でした。

学習到達度調査(PISA)とは、高校1年生に相当する15歳を対象に、「義務教育で学んだ知識や技能を実生活の課題に活用する力を測定する」ものだそうです。単なる知識だけではなく、与えられた情報の背景にあるものや目的などを推測し、自分なりの判断や意見を述べる力を測るための調査のようです。

日本は2003年度調査では、読解力の分野の成績が15位までに落ち込みました。いわゆる「PISAショック」と呼ばれるものです。

この反省から文部科学省は、子ども達の思考力や表現力の育成を重視する教育政策を推し進め、新しい学習指導要領においては、従来の詰め込み型から対話型や探求型の授業への転換が目指されています。

それが功を奏しての今回の結果だと文部科学省は胸を撫で下ろしていますが、学校現場では、教師の長時間労働やなり手不足の問題、不登校生徒の増加など深刻な問題もあります。こうした状況で小学校英語の教科化やプログラミングなど次々に求められると、現場の教師も生徒も疲弊してしまうのではという懸念も記事には記されていました。

こうした早急に解決すべき現実的な諸問題はあるものの、一方でPISAが重視する「知識を現実の課題に活用する力」を、小さい頃から育んでおくことは大切なことだとも思います。これからの社会は、AIやIT技術の進歩に伴う産業構造の変化で、職業の在り方も大きく変動することが予想されます。場合によっては、自分の働き方についても、社会の変化に合わせて適応させるためのスキルアップが必要とされるかも知れません。

これから人生100年時代を迎えると言われ、労働の期間も従来より更に伸びることが考えられます。また、1つの会社や職場だけで終わるのではなく、新たな可能性を求めて学び直しをする機会も増えるかも知れません。

これから長い人生を歩んでいく子ども達には、是非自分らしく、幸せなライフスタイル築いていって欲しいと思います。そのためにも、スタート地点の今、一生ものの「生きる力」の基礎を育んでいけるように、我々もサポートしていきたいと思います。

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