視察研修会がありました📝

本日、玉名郡内の保育所給食担当者の視察研修として、8名の調理師・栄養士さん達が来園されました。

本園における調理や食育の取り組み、アレルギー対応や離乳食の提供の様子などを視察したいとのことでした。

0歳児の午前食の様子から、年齢を追って順番に視察されました。

驚いたことに、10名もの大人が押しかけても、子ども達は気を取られることもなく、いつものように落ち着いて食事をしていました。

数ヶ月前は、見知らぬ大人が入ってくるとそちらに気を取られ、食事に集中できなかったのが…

「訪問者」側の立場で室内に入ると、本当に子ども達が落ち着いたなぁ~と改めて気づかされます。

一年間、「担当制」で丁寧な保育に心掛けてきた成果が垣間見えたようで、とても嬉しく感じました。

その後、1歳児~2歳児クラスと視察を続けられましたが、「育児担当制」という保育形態を初めて見られた先生方は…

食事をしている子ども達の向こう側では、遊んでいる子がおり、食べ終わった子は順番に午睡に入っているという奇妙な同居風景がとても不思議なようでした。

一通りクラスを回った後は、本園の栄養士を交えて、調理についての専門的な意見交換をしました。

先生方の質問やご意見を伺うと、当園では当たり前と思っていたことが立場の違いで新鮮に映ったり、逆に先方のご意見をお聞きすることで、こちらが気づかされることも多かったです。

「メタ認知」という言葉がありますが、こうして地域や保育方針が異なる他園と交流しながら情報交換することは、自園の在り方を客観的に見つめ直し、今までの教育・保育を振り返る上でも、とても有意義だと感じました。

我々は熊本市以外の保育施設とも交流を重ねていますが、「地域性」という意味でも教育・保育の考え方は多種多様で、非常に参考になります。

今回「視察研修」という形で結ばせていただきましたこのご縁を大切に、お互いに研鑽を深めていければと思いました。

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