新年度と共に始まった「出会い保育」も3週目に入りました。
お家の方も一緒という安心感で、子ども達も新しい環境に慣れて少しずつ伸び伸びと活動できるようになってきました。
もも組の保育室にはいろいろと子ども達の興味を引くオモチャがあり、手の届く範囲に置かれています。
時には保育者がオモチャを動かして誘いかけをすることもあります。
これらのオモチャの特長としては、赤、黄、縁、青などの色合いの強い4色の素材を採用しています。
これらの色は「心理4原色」と呼ばれ、赤ちゃんがもっとも見分けやすい色だそうです。
目で追いやすい こうした色のあるオモチャは、赤ちゃんに「手を伸ばそう」「触ろう」「つかもう」という気持ちを喚起し、ひいては目標に向かって「ずりばい」や「ハイハイ」をするなどの移動行動に結び付いていくと考えられます。
また手作りのオモチャだけでなく、赤ちゃんが興味を引くような知育玩具も月齢に応じて導入しています。
この子が熱心に遊んでいる遊具は「ベビージム ムジーナ」というドイツ製の知育玩具です。
「物に触ろうとする意欲」を高めてくれる 木製のオモチャで、吊り下げられた木のオモチャを手ではたいたり、握ったりと、指先や手に直接物が触れることで、触覚など五感を刺激して、脳の発達を促す効果が期待できます。
機嫌良く遊んでいると、時折お母さんがいる方向に視線を移す姿が見られました。
お母さんと「楽しさ」を共有したいのかな🤗
保育者との信頼関係も少しずつ深まっているようです。
膝の上で絵本を読んでもらっていると思わず「拍手👏」をする子…
「楽しい」気持ちの表出でしょうが、こうした雰囲気が…こうした体験が…やがて言葉へとつながっていくのでしょうね!😊
お母さん方との食事体験の風景🍳
乳児のこの時期は、まだお座りが安定しないので、最初のうちは大人が抱っこして食べさせています。
いつもと違う体勢でも、お母さんと一緒だと安心して笑顔も見られます…スキンシップの効果もありますね😀
保育者がお手本…子どもが口を開いて食べる意思を示した後…優しくスプーンを差し入れる😋
子どもが自発的に食べる意思を確認するために、保育者は子どもの顔が見える体勢で見守ります。
こうすることで誤嚥や、食べ物のつめ込み過ぎを防ぐこともできます。
こう書くと、我々が乳児の食事指導に さぞかし精通しているように思われるかも知れませんが、「慣れ」というものはこわいもので、気がつくと いつの間にか我流になり基本を見落としている部分も多々あります。
先週末にはオンラインで「育児担当制」の研修会が実施され、熊本市内外の保育施設の先生方に我々の食事指導についていろいろと貴重なご意見をいただきました。
やはり振り返りというものはとても大切ですネ😌