教育・保育に関わる2件

寒い日が続きますね。新型コロナウイルスのニュースは連日後を絶ちませんが、皆様もご自身やお子様の体調管理にはくれぐれもご注意ください。

さて、本日は熊本日日新聞に教育・保育に関わる2件の記事が掲載され、目に止まりましたので、それに関して話題提供します。

一件目は4月より開始される新学習指導要領による教育改革に関連して、子どもたちの「主体的な学びを推進」する熊本県の取り組みです。熊本県教育委員会が、県内小中学生の学力向上対策を目指すため「熊本の学び推進プラン」を策定し、来年度から始まる次期学習指導要領の前面実施に備えるといった内容の記事です。教育改革においては「主体的」という言葉が目につきますが、子どもたちが将来社会に出る頃には、今以上に少子高齢化がすすみ、加えてAIの導入により「人材」の確保については、よりシビアな時代になると思われます。つい先日は、第一生命が「年功序列」制度の見直しを表明しましたが、自動車業界最大手のトヨタでも、厳しい業界の現状に鑑み、一律なベースアップや年功序列型賃金の見直しなど、働き方や人事評価のあり方を再考すべきと、労働組合でさえ毎年恒例の「春闘」を中止する意向を示しているというニュースが流れました。経済が閉塞する中で企業が求める求人は、やはり「多様性」と「主体性」を持った働き手であることは想像に難くありません。そして、そうした「主体性」の種は、子どもの時代から培っていくことが大切だということの表れなのかもしれませんね。

もう一件は、同じ新聞に20日付けで掲載された「熊本県保育研究大会」の記事です。当大会は、毎年保育の質の向上や保育士の人材確保について、県内の保育士や施設経営者が学び合う機会となっており、今年1月に開かれた会合には400名以上が参加し、発達障害児への支援や保育士の処遇改善など5つの分科会が開催されたそうです。こちらにも保育士の人材確保という課題が挙げられていますが、今回クローズアップしたいのは「幼児期における睡眠リズムの大切さ」ということについてです。最近保育園だけでなく小学校などでも「落ち着かない」「じっと座っていられない」「人の話に集中できない」など子どもたちの生活面での問題が目立つようになっています。最近「眠育」という言葉があるくらい、睡眠をはじめとする生活リズムは日々の生活、特に学習面等にも大きな影響を与えていると思います。そうした面を念頭に今回話題に取り上げました。

 

 

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