新しい年度が始まって10日目、環境が変わって戸惑っているかと思いきや…
3月末から少しずつ新しいお部屋で過ごしてきたせいか、みんなリラックスして遊ぶことができています。
つい最近まで、整理棚越しに関わってくれていた旧たんぽぽ組のお兄さんお姉さん達…
いつもいつも、お隣のクラスのことが気になっていたね😊
今まで見たこともなかったオモチャ…
今まで触れたことのなかった雰囲気に囲まれて、みんな新しい環境を楽しそうに味わっています。
低年齢のクラスでは、年度の当初、新しい環境に慣れるために「出会い保育」という期間を設けています。
一般的に慣らし保育と呼ばれている取り組みを、出仲間こども園では「出会い保育」と呼んでいます。
これは、こどもが新しい環境に慣れることだけではなく、保育者・保護者・こどもの3者が「出会う」期間を設けることが大切だと考えているからです。
数日間かけて、保護者とこどもが一緒に園に通い、ふだんの生活を教えてもらいます。
そこからそれぞれの子どもの特性や性格、習慣を保育者が把握し、今後の保育に役立てていきます。
出会い保育の一環として、保護者の方々にお子様の食事の様子をご覧いただき、実際にそばでサポートしていただく機会を設けています。この取り組みには、保護者と保育者が共に子どもの成長を支えていくという思いが込められています。
家庭と園、それぞれの場面で見られる子どもの姿には、共通する部分と異なる一面があります。
保護者の方が園での食事の場に参加することで、「こんな風にお友だちと食べているんだ」「こんなふうに食器を使っているんだ」と、いつもと違う環境での子どもの姿を知っていただけます。
一方で、保育者は保護者のサポートの仕方や声かけから、家庭での食事スタイルや子どもの好きなこと、苦手なことを知る手がかりを得ることができます。
こうした相互理解を通じて、今後の園での食事の支援に活かしていくことができます。
例えば、子どもが安心できる言葉かけや食器の配置、スプーンの持ち方の工夫など、保育者だけでは気づきにくい細やかな配慮が見えてくることもあります。
保護者の方の温かい関わりをそのまま園の保育に活かすことで、子どもたちはより一層安心して、食事の時間を楽しむことができるのではないかと思います。
出仲間こども園では、「一人ひとりをていねいに受けとめる」ことを大切にしながら、ご家庭とのつながりを大事にした保育を進めています。
このような食事の場での交流もまた、子どもたちの豊かな育ちを支える大切なひとときと考えています。
今回は年度初めということで、「出会い保育」の様子を中心にお伝えしました。
これから一年間子どもたちはどのような成長の姿を見せてくれるのでしょうか?
今からとても楽しみです!👩🏻✨