🌟「向かい合い保育」~育児担当制~💖

新年度が始まって早くも半月が過ぎました。

子どもたちの中には新しい環境で不安や戸惑いがあるかもしれませんが、一人ひとりの心に寄り添いながら成長を見守りたいと思います。

さて、今回は特に本園の教育・保育の根幹である「向かい合い保育」という視点から説明を加えたいと思います。

当園では、0歳児からの切れ目のない教育・保育を目指して子ども達との「向かい合い」の姿勢を保育の根底に置いています。

私ども保育園から移行したこども園には、0歳児からの保育に対する豊富な知識や経験の積み重ねがありますので、そのノウハウを活かして1人ひとりの子ども達に寄り添ってその育ちを保障していきたいと思います。

~育児担当制~

1人ひとりの育ちにきめ細かく寄り添うために、当園では「育児担当制」を取り入れています。

これは1人の保育者が2~3名の子ども達を担当し、より丁寧に関わりを持ちながら愛着関係を築いていく保育のやり方です。

遊びの場面では全員の保育者が関わりつつも、主に食事や排泄などの基本的習慣の育ちに関する場面では担当保育者により、子どもの気持ちや要求に応じながら個別に対応します。

特に食事の場面では、子どもの「食べたい」という気持ちを最優先にし、最初は手掴みから徐々に本人に声掛けし、表情や反応を見ながらスプーンに手を添えて、できるだけ自分で食べているような状況を作るといった、子どもの主体性を尊重した食事支援に心掛けています。

「子どもの気持ちに応じる」のは身の回りの基本的生活習慣を将来的には自分でできるようになってもらうためで、少しずつ大人のサポートを少なくしていきながら「自立」を目指します。

また、こうして1人ひとりに丁寧に寄り添うことは、子どもとの愛着関係を築く上でも大切なことだと感じます。

愛着関係は「安心の基地」とも呼ばれ、信頼できる人がいると「いつでもこの人が守ってくれる」という安心感から、いろいろな事に自分からチャレンジしようとする前向きな気持ちが生まれます。

未満児の段階でこうした愛着関係を築くことは、生活習慣だけでなく気持ちの面での「自立」をもたらすと考えられます。

ということで、今回は当園独自の「向かい合い保育」という観点で、主に低年齢時期の教育・保育の考え方を中心にお伝えしました。

次回は以上児時期の教育・保育の考え方を中心に「向かい合い保育」~自立から自律へ~と題してお伝えします。

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