見て、触れて、できたね! 遊びが育むはじめの一歩

三連休も終わり、いよいよ夏本番です。

連日の暑さにもかかわらず、子ども達はいつものように遊びに夢中です。

わらべうた遊びを通して積極的にスキンシップをはかるうちに…

先生との距離感も近まり、信頼関係も少しずつ深まっているようです。

お部屋の中を探索するうちに、隣のお部屋に興味を持つ子も増えましたが…

最近では、そんなたんぽぽ組のお兄さんたちも優しく関わってくれて、一層探索活動への意欲も増してきています。😊✨

子ども達にとって「探索」する…目で見て物に興味を示すということは成長の第一歩です。

この子は、遊具に備え付けられたエンドウ豆のオモチャに目が釘付けです。

左手でファスナーの小さな金具をしっかりとつまんでいます。

ファスナーを「閉める」ということをよく理解しているようです。

左手ではダメだと分かると、今度は右手に持ち替えて左手は布をしっかり押さえています。

残念ながらファスナーを閉めることはできませんでしたが、子どもの気持ちが伝わってくるような光景です😊✨

「目で物を追う、目でよく見る」ことは、子ども達にいろいろな成長をもたらします。

キャップ型はめ、保育者がお手本を示すと「パーツを輪っかに押し込む」と因果関係を理解し…

自分ではめることができるようになりました。

パチパチ👏

👩🏻「できたね~✨」

ほめられることで更に遊びに対する興味が深まります。

やがては自分1人で型はめができるようになりました。

面白いのは、パーツをつまんでいた指をはめる直前で開き、手の平全体で押さえ込むような動作が見られることです。

「つまむ」という動作の反対に「離す」という動作は意外に難しく、指の分化とコントロールが必要となってきます。

遊びの中から自然に培われるスキルなのでしょうね!

「物を見る」ということは、赤ちゃんを新しい行動へと促す契機にもなります。

子ども達の周囲には興味を引きそうなオモチャをたくさん用意しています。

それまでは仰向けのままだったのが、日々のあそびや生活の中で少しずつ身体の使い方を覚え、寝返りができるようになってきました。

仰向けで手足を動かしながらおもちゃに手を伸ばしたり、身体をひねったりするうちに、自然と横向きになり、うつぶせになるまでの流れがスムーズになってきた様子が見られます。

寝返りは、体幹や首、肩、腰の筋肉を育てる大切な運動であり、次の「はいはい」や「おすわり」への準備にもつながっていきます。

子ども達の力を引き出すように、保育者も関わりながらいろいろな誘いかけを行います。

こうした誘いかけが将来の「ずり這い」「はいはい」につながればと願っています。👩🏻✨

保育者がベールをかぶって登場!

子どもが身を乗り出しながら、ベールをめくり「逆いないいないばぁっ!」先生の顔が現れて大喜びです!

こうしたやり取りを楽しみながら、我々保育者は子ども達の成長を見守っています。

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