あそびの中で育つ からだとこころ〜室内から園庭へひろがる子どもたちの世界〜

今回はまず、微笑ましい室内遊びの様子からお届けします。

お部屋の隅では、今日も小さな“お母さん”と“お父さん”たちが忙しそう。

お気に入りの赤ちゃん人形を大事そうに抱えて、「うんちが出ちゃった!」「お熱かな?」と、自然と優しい言葉が飛び交います。

👧🏻「シャワーをしてあげましょう!」

おむつを替えてあげたり、聴診器シャワーに見立てて「キレイにしようね💖✨」と声をかけたり…

子どもたちなりの思いやりと想像力が、遊びの中にあふれています。

お人形を寝かせるときも、「おやすみなさい」と布団をかけてトントン。

赤ちゃんが泣くと、隣の子が「だいじょうぶ?」と声をかけてくれることも…

いつの間にか“ひとりの遊び”から“ふたりの遊び”、そして“みんなの遊び”へと広がっていく姿が見られます。

そこには、相手の気持ちを考えようとするやさしい心の芽生えが感じられます🌱

少し経つと、「お出かけしようか」と言って、お人形を抱っこひもに入れて絵本コーナーへ…

2人並んで赤ちゃんを抱きながら絵本を読む姿は、まるで本当のお母さんたちのよう。

ページをめくる手も優しく、「見て見て、かわいいね」「ここにリスさんがいるよ」と、赤ちゃんに話しかける声が聞こえてきます。

言葉のやりとりの中で、自然と語彙や表現力も育まれていく大切な時間です。

お人形あそびを通して、子どもたちは“誰かを思う気持ち”を遊びの中で体験しています。

大切に扱うこと、優しく声をかけること、そして友だちと一緒に考えること…

そうした一つひとつの関わりの中に、心の成長と人とのつながりの芽がしっかりと育っていました🌼

次に外遊びの様子も…

今日は晴れ間ものぞく曇り空の1日でしたが、ぐっと気温も下がってきました。

空には「うろこ雲」がびっしり…

ようやく秋らしい気候になってきました。

プランターの小松菜も大きく育ってきています🥬✨

👧🏻「お水たくさんあげたよー😊」

収穫がとても楽しみです!

さて、外遊びには絶好の1日で、園庭遊びも盛り上がっています。

園庭の一角では”けんけんぱ”コーナーが登場!

まだまだ足がラインからはみ出しているのはご愛敬😅💦

でもしっかり順番は守れていますね☝🏻👩🏻

砂遊びのコーナー

おままごとも、お友だちと関わりながら遊ぶ姿が見られました。

そして三輪車遊び…

上手に漕げる子も増えてきました。

うまく漕げない子にも、後ろから押してくれたり、お友だちと協力する姿も多く見られるようになりました!

ところで…三輪車をよく見ると、ハンドルに数字のカードが貼られているのをお気づきでしょうか?

この数字は何かと言いますと…

この数字は、三輪車を使い終わった後、子ども達が元の場所に戻せるように数字をマッチングさせたものです。

フェンスの番号と、自分が使った三輪車の番号を合わせることで定位置にお片付けができるように工夫しています。

2〜3歳ごろは、数唱ができてきても、まだ数の概念が未発達な時期といわれます。

遊びや生活の中で、「並べる」「1つずつ対応させる」といった具体的な体験を繰り返し重ねることが、数の理解を育てることにつながります。

数や量は机の上で教えるよりも、生活や遊びの中で自然に身につくものなのかもしれませんね。

園でも、日々の遊びやお手伝いの中で、こんな経験を大切にしています。

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