🌙未来を見すえて、いまを育む🚀 ~ムーンショット計画と出仲間こども園の挑戦~

🌏 ムーンショット計画ってなに?

みなさんは「ムーンショット計画」という言葉を聞かれたことがあるでしょうか?

これは、内閣府が進めている  概ね2050年頃の未来を見すえた国家プロジェクトです。

その目標は「人々の幸福(Human Well-being)」の実現…

少子高齢化や環境問題など、従来の方法論の延長だけでは解決が難しい課題に対し、「未来から逆算して考える(バックキャスト)」という全く新しい発想で、様々な分野の研究推進法人が新しい技術や社会の仕組みづくりに挑戦しています。

たとえば…

  • 病気の超早期予測・予防につながる健康技術
  • 地球環境の再生に向けた資源循環や、環境と調和するエネルギー(例:フュージョンエネルギー)
  • 身体・時間・空間の制約を超えるコミュニケーション(例:サイバネティック・アバター)

など、まだ現在では“夢”のように思えることを リスクを恐れず本気で形にしようとする研究が進んでいます。

しかしこれらは決して絵空事ではなく、先日閉幕した大阪万博の「ムーンショットパーク」では、その一部を体験できる展示もありました。

🌱 ムーンショットと「子どもの学び」はつながっている

ムーンショット計画の基本にあるのは、「未来から逆算する発想」と「協働による価値づくり」です。

子どもたちの幸福な未来を見据えて、今の教育・保育の在り方を考える…こうした考え方は、私たちが目指している「主体的・対話的で深い学び」と理念的な面では通じる部分も多いと感じます。

「何を学ぶか」だけでなく  どのように学ぶかを重視し、他者との関わりや協調の中で  先の見通しをもって粘り強く探究する姿勢はまさにこの理念に通じるものがあります。

子どもたちの日々は、「やってみたい!」という気持ちから出発します。

砂場での実験的遊び、積み木での試行錯誤、友だちとの協力や対話…

それらはすべて、

「どうしたらできるかな?」「うまくいかなかったけど、次はこうしてみよう!」と考える力を育てています。

未来の社会では、「正解を早く出す」よりも「新しい答えを生み出す」ことが求められます。

出仲間こども園の教育・保育は、こうした未来社会の力を育てる土台を築くものであってほしいと願っています。

🧩 遊びの中の“ムーンショット”

ムーンショットは未来を切りひらく大胆な実験ですが、園での遊びも小さな探究の積み重ねです。

たとえば…

・砂場でトンネルを掘って「水が通る道」をつくる。

・紙飛行機を折って「どうすれば遠くまで飛ぶか」を試す。

・花びらをすりつぶして「ジュースみたい!」と色の変化に気づく。

・おままごとで「お客さんに喜んでもらうには?」と考える。

こうした過程で、子どもたちは「仮説→試行→ふりかえり→改善」という探究のプロセスを自然に体験します。

これらはすべて、探究心と創造力を育てる“未来の学び”につながると思います。

🌸 出仲間こども園が目指す教育・保育

当園は、「できた」「できない」で終わるのではなく、「やってみよう」「どうしたらできるかな」という気持ちを育てる園です。

ムーンショット計画が「社会のしくみを新しくつくる挑戦」であるならば、私たちの教育・保育は「未来を生きる人を育てる挑戦」です。

子どもたちが自然と出会い、友だちと力を合わせ、小さな発見を積み重ねていく日々の中に、未来を切り開く力が育っていると思います。

🌕 おわりに

ムーンショットの目標は、20数年後の未来を幸せにすること。

そして、出仲間こども園の目標は、その未来を生きる子どもたちの「今」を幸せにすること。

この二つの挑戦は、まっすぐにつながっています。

今日の「やってみたい!」が、明日の「できた!」を生み、そして未来の社会をつくっていく…

当園は、そんな子どもたちと共に歩み続けます。

※イラストは生成AIで作成しています。

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