子ども達の持続可能な生活を保障するために(前編)

ひと時の「梅雨の中休み」も去り、予報によれば、またしばらくはぐずついた天気が続くようです。皆様お体にはくれぐれもご自愛ください。

さて、6月25日の熊本日日新聞のコラムに「社会学び行動する力育む」と題してコラムが掲載されておりました。内容は国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs:エスディージーズ)」に関連して恵水幼稚園さんが取り組まれている、将来へ向けた教育・保育への展望についての記事です。「持続可能な~」という文言は最近政治・経済においてよく使われるキーワードですが、「持続」というからには「今」だけでなく、そこには「今」を見つめ直し、より良い「未来」を構築し、持続していくという思いや意思が込められています。

SDGs:エスディージーズのサムネイル

私を含めて、人はともすれば「今」さえ充実していれば、その恩恵が未来永劫続くと思い込んでいるきらいがあります。ところが今回のコロナ禍です。従来の社会や経済、生活のあり方を根底から覆してしまいました。誰も予想だにしない災厄が突然降って湧いたのです。これから人類は叡智をふりしぼり、協力・連帯しながらこの未知のウイルスに立ち向かわなければならなくなりました。

今年度からスタートした新しい学習指導要領では、将来のグルーバル社会の中で生じるであろう困難な課題に対して、いろいろな価値観を持つ人たちとコミュニケーションをとりながら、解決策を模索し、行動できるスキルの育成が子ども達に望まれていますが、今まさにそうした状況が突然生じた形となりました。

今回の記事を目にして、私たちの教育・保育においても「今」の現状だけに安心するだけではなく、将来を見据えて「今」を振り返り、見直す努力も必要なのではないかと考えされられました。

・・・そして私たちの足下の教育・保育においても最近気になることが・・・(後編へ)

 

 

 

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