お盆休みも終わり、園にもいつもの生活が戻ってきました。
入園・進級から約5か月。
振り返ってみると、4月には新しい保育室や先生、友だちとの出会いに少し緊張していた子どもたちも、今ではそれぞれに安心できる居場所を見つけ、自分の「好きな遊び」を存分に楽しむ姿が見られるようになりました。
これから年度後半へ向かう今、改めてこれまでの育ちを振り返りながら、2学期へ向けての私たちの思いをお伝えしたいと思います。
0・1・2歳児の時期に積み重ねる、見る・触れる・試す・自分でやってみる・友だちと関わるといった経験は、その後の遊びや学びの大切な土台となります。
自分の興味から始まった遊びが、少しずつ友だちとの共有へと広がってゆき…やがてそうした気持ちが以上児になると、共通の目的を持って相談したり、役割を分担したり、力を合わせて取り組む姿へとつながっていきます。
つまり、低年齢児期の「やってみたい」という小さな芽こそが、以上児期の「みんなで考え、試し、つくり上げる」主体的な学びへと育っていくのです。
以上児になると、友だちとの関わりが少しずつ深まり、遊びの姿にも変化が見られるようになります。
3歳児では、まず「友だちと一緒にやってみたい」「同じことを楽しみたい」という気持ちが育ち、遊びの楽しさを共有する姿が増えてきます。
4歳児になると、友だちとのやりとりの中で新たな気づきや疑問が生まれ、「こうしたらどうなるかな」「もっとこうしてみたい」と、自分たちで考えたり試したりしながら、遊びを深めていくようになります。
そして5歳児では、一人ひとりの考えを出し合い、友だちの意見にも耳を傾けながら、共通の目的に向かって相談し、役割を分担し、一つのものをつくり上げていく姿へと発展していきます。
このように、以上児期の遊びは、『「一緒に楽しむ」から「考えを深める」、そして「仲間と力を合わせて実現する」』へと少しずつ広がっていきます。
こうした経験の積み重ねが、主体性や協働性、考える力といった、その後の学びや生活を支える力につながっていくのだと考えています。
本園では、イングリッシュや体操・音楽教室などさまざまな体験活動も取り入れていますが、教育・保育の中心にあるものは、やはり「遊び」です。
遊びは、誰かに「やりなさい」と言われて取り組むものではありません。
「やってみたい」「どうなるんだろう?」「もう一回やってみよう」「一緒にやろう!」etc.‥
そんな子ども自身の心の動きから始まります。
夢中になって遊ぶ中では、見る、考える、試す、失敗する、工夫する、友だちに伝える、力を合わせる…実にさまざまな力が使われています。
そして、それまでに得た知識や経験が結びつき、新しい発見や方法を自分自身で獲得していきます。
「遊びは学び」・・・私たちが乳幼児期の「遊び」を大切にする理由は、ここにあります。
子どもたち一人ひとりの「やってみたい」という小さな芽が、友だちとの関わりによって大きくふくらみ、やがて自分で考え、挑戦し、周囲と力を合わせて未来を切り拓いていく力へとつながっていくことを願っています。
2学期も、子どもたちがどんな新しい遊びや発見を生み出してくれるのか、私たちも楽しみにしています。


























